音楽 → 麻酔代わり ?!

みなさま おはようございます
空間の音(BGM)を提案する
TOMO こと 村山友美です

 

音楽が麻酔代わりになる!!!

 

びっくりしませんか?!

 

椅子の枕部分に
イヤホーンをセットして
音を聴いていただきます。

 

低音で音楽を流しておくと、
患者さんが苦痛を感じずに済んだ
 という結果がえられました。

 

増してくる痛みは、
音量を上げることにより
解消されたようです!!!

 

音楽による麻酔法は、
もっと複雑な手術の領域まで
広がっています。

 

その実験をしている人たちが
レスター・R・ドラグシュテット博士

 

彼が発案した ”外科用音楽”
シカゴ大学のナータン・ゴールドブラッド記念病院
で使われています。

 

実際、全ての手術を
麻酔なしで行うのは難しいのが現状ですよね。

 

実は
こんな実験データもあります。

 

エール大学麻酔科のZeev Kain 教授は、
100人の患者さまに対して、
音楽が手術時の鎮静剤(麻酔)の量に
変化を及ぼすかを調べました。

 

この実験では、
ホワイトノイズや手術室の雑音が                         耳に入る場合に比べ
好きな音楽をヘッドホンで聴いた時に
麻酔の投与量が減らせと発表しました。

 

Kain教授
「過去の研究では,脊椎麻酔下で
手術を受けている患者に音楽を聴かせると,
術中の鎮静薬の投与量が低減できることが示されたが,
それが音楽を聴くことによるものなのか,
それとも手術室のノイズが聞こえなくなるためなのか
を確かめたかった」と述べています。

「手術中に聴かせる音楽には,
補助鎮静作用があることを
医師も患者も銘記しておくとよい」
とも述べています。

 

薬だけに頼るのではなく、
こうやって音楽が薬代わりになるって
素晴らしいです!

 

一番は、
私たちが、気づいていないすごい力
すでに身体に持っているということです。

 

参考文献 Anesthesia & Analgesia(2005; 100: 1316-1319)                          シャリー・ラブ・ウィストン『音楽療法』中央アート出版社 2003年 51頁