【 音楽療法とは 】

音楽療法とは、

「精神および身体の健康の回復・維持・改善という治療目的を達成するうえで音楽を適用すること」
(米国音楽療法)

といわれます。

【 音楽 + 療法 】

音楽・・・音による芸術であり、器楽と声楽がある。
療法・・・治療の仕方や方法。

サラッと使っている言葉かもしれませんが
とても重きものです。

治療、ですから。薬事法の関係で治療とはいえませんが
療法という言葉は、治療です。

音楽療法をされる方は、
少なからず医学的な基礎知識も必要ですし、
自覚・責任も必要です。

【 日本もアメリカもまだ国家資格はない状態 】

意外と驚かれるんですが、
日本も、アメリカも
まだ『 国家資格 』にはなっていません。

民間の資格になります。

ただ、日本と諸外国で違う部分もあるので
そこは、諸外国の見解のブログでお書きしますね(*^^*)

【 音楽を目的をもって使用する 】

意図的というのは、

● 心
● 身体
● エネルギー

を考慮しながら
音楽の持つそれぞれの特徴・個性を
使い分けてアプローチしていくことが
音楽療法には必要になってくると
私は考えています。

【 音楽が与える身体への影響 】

音楽は、A10と呼ばれる神経を刺激します。

A10神経は、大脳辺緑系から前頭葉を
直接結ぶバイパスのような神経で、
食欲や性欲を司る視床下部という
部位にある神経です。

この神経は、快感中枢とも呼ばれ、
私たちの快楽や快感を起こしてくれるんです。

音楽を聴いて、A10神経が刺激されると、
喜びや幸せや安心感などを感じる
快感ホルモンが分泌されるんです。

快感ホルモンは、
β-エンドルフィンやドーパミン、
セロトニンなどをいいます。

βエンドルフィンは、
脳内麻薬とも呼ばれ、
鎮痛効果や気分の高揚、幸福感などが
得られる作用があります。
苦痛を取り除くときに
最も多く分泌されるんです。

例えば、苦しいを超えると気持ち良くなる
「ランナーズハイ」です。
長時間走り続け苦しい時のストレスを
軽減するためにβ-エンドルフィンが分泌され、
快感に変わるんですね。

ドーパミンは、
快感を感じる脳内物質で、
やる気スイッチです。

このドーパミンは、
集中力・思考力・意欲・想像力・感情に影響を与え、
興奮作用があり高揚させます。

例えば、恋をしたときにも出てくるんですよ。
好きな人を見たときってドキドキしませんか?

これもドーパミンの効果です。
「幸せ~楽しい~嬉しい~」
そんな時にはドーパミンが出ています。

セロトニンは、
興奮したドーパミンによる心の高ぶりを
落ち着かせてくれるんです。

つまり、放出され過ぎたドーパミンを
減らす働きがあります。

「もっともっと~」と快楽を求めるドーパミンに
「いやいや、もう満足でしょ」とブレーキをかけ
バランスをとってくれるんです。

音楽を聴き、快楽ホルモンが分泌されている時、
私たちの脳は活力にあふれ喜んでいます。

こういう状態の時に、
新しい企画や課題の解決に取り組くむと、
スゴイ力が発揮されます。

意欲も創造力も高まっていますから、
目標や夢の実現もしやすいのです(*^^*)

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